六甲1号のページ

鉄道趣味の個人資料館と、あちこち出掛た模様をお送りします (旧・出撃にっきを統合)

満開の淡墨桜🌸を観に行く

 4月に入って春本番となり、花見の季節になりました。桜の品種のせいか、桜前線は関西を避けて先に関東へ行くので、高校野球が終わる頃に都内などで満開になりますが、関西は4月に入ってから満開になる所が多いので、花見=入学式の感覚です。


 さて今回はなかなか訪れる機会がなかった日本三大桜の一つである、岐阜県の淡墨桜を見に行く事にしました。これは桜を見るのが第一目的ではなく、そこへ行くまでの鉄道路線を乗り潰すのが主目的であります。

 淡墨桜へ行くには大垣駅から第三セクターの樽見鉄道に乗って、終点の樽見駅から15分ほど歩けば着けるのですが、この樽見鉄道が実は岐阜県内で唯一未乗区間が残っている路線で、いつか乗り潰しておきたいけど、どうせなら桜の時期にと思って、残しておいたものでした。
 この樽見鉄道ですが、高校2年の1982年5月、つまり国鉄時代に当時の終点である美濃神海(現:神海駅)まで乗っていて、国鉄全線完乗時には当然乗り潰し済みでしたが、その7年後に樽見まで延伸したので、未乗区間となっていたものです。

 .1日乗車券をどこで買うか悩む

 終点の樽見駅まで折り返すので、乗車券は当然1日乗車券にした方がお得に往復できます。しかし今年から1日乗車券のルールや紙面が変わってしまったので対策を練る必要がありました。
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 こちらが樽見鉄道の公式HPに掲載のもので、1日乗車券が日付選択式のスクラッチ方式から、発売当日のみ有効の押印式となり、紙面もカラーから白黒のペラペラな物となりました。 また発売時間も、大垣駅では朝8時からとなっているため、それ以前の列車に乗りたければ、朝1番の本巣止まりの列車に乗って、一旦そこまでの乗車運賃を払って、本巣で改めて1日乗車券を買う格好になるので、現実的ではありません。と言って、朝8時に大垣駅のホームで買って、その後の列車に乗るとなると、花見客で満員の中の移動となるので、それも避けたいところです。 そこで 
 
 もう一つの方法であるWEB1日乗車券を買うことにしました。きっぷは手元に残りませんが、白黒印刷のペラ券なので、まぁいいかということで、こちらのWEB乗車券を購入。ドコモとauのみ携帯払いも対応していたので、わざわざクレカ出してきて番号打ち込む手間もなく、ポイントで乗る事もできるので便利。

 問題の列車ダイヤですが、花見客対応のため、この時期は特別ダイヤになるのですが、それでも朝7時過ぎの列車を逃すと、その次は9時台まで2時間開いてしまうので(その後は1時間15分毎に運転)、何としても朝7時のやつに乗っておきたいところです。 
 これは樽見鉄道が6両しか保有車両がないため、朝の通勤時間帯に本巣→大垣間の輸送を確保するため、区間運転を多発して乗り切り、ラッシュが終わった9時台にようやく樽見まで行く2番列車が走るというものです。 


 .いよいよ未乗区間へ 
 大垣7時過ぎの列車に乗るため、名古屋を6時10分の米原行普通に乗って、大垣まで来ましたが、金曜日ということで、そこまで混んではいないだろうと踏んでいましたが、どうでしょう? 
 
 6:55 駅のホームには15人ほどが列を作って並んでいました。そして何と、樽見鉄道のきっぷ売り場前には特別に机を出して、1日乗車券を臨時販売していました。ここで買ってもよかったですが、買うために並んでいると今度は列車で座れなくなるかもという心配もあります。 
 
 7:06 列車は大垣を出発、立ち客は5人程で、他は意外とほとんど座れました。2扉超ロングシートの車内は、薬膳列車で長テーブルを設置するため?クロスシート車を入れずにロング車ばかり導入するほどですから車窓が楽しめないのは仕方ありません。このまま終点の樽見まで1時間10分のロンシー地獄が続きます。
 
 7:40 途中の本巣駅で10分間の交換待ち停車があり、大垣行の列車がやってくるのを待ちます。これより先の区間は交換設備を廃止したため1閉塞となり、終点の樽見で折返して本巣に戻ってくるまで、どの列車も入れない扱いになっています。
 
 7:58 神海に到着 ここまでは44年前の高校生の時に乗りました。いよいよここから先が未乗区間となります。

 国鉄樽見線が樽見まで全通していなかったのは、美濃神海から先が谷あいの区間になっており、トンネルや鉄橋の工事に多額の費用が掛かることから、建設中止になっていたと思われます。車窓の景色もこれまでの田園と広い河川の風景から、峡谷とトンネルの山間部の景色に一変します。また2か所の高い鉄橋では下り列車の一部で減速サービスもあり、運転士によるアナウンスで渓谷の風景を楽しむ事もできます。 
 
 8:17 大垣から1時間11分で終点の樽見に到着。これで岐阜県内の鉄道路線完全制覇となりました。東海地方では大井川鉄道のアプト区間と十石峠ケーブルの2路線を残すのみとなりました。
 
 駅名標を撮ったのはよかったのですが、自分を入れて記念写真を撮るのをすっかり忘れていました。
 
 樽見駅より北への線路は、一応入れ替え作業のために100mほど敷かれていましたが、棒線化措置により右側の線路は使わなくなり、奥のポイントまで列車が入ることもなくなりました。 
 
 駅前に出てきました。 桜の季節という事で、テントが出されて花見客の案内に対応すると思われますが、まだ8時過ぎということもあって、テントは閉じられていました。さぁ淡墨桜公園まで歩きます。 

 .1,500年のロマンと対面
 
 駅から国道157号線に出て数分歩いた所で、まず1つめの根尾川に架かる橋を渡ります。 この時期、自動車で来る場合は一方通行の規制が掛かっているので、南側に回り込んで入る必要がありますが、歩きなので関係ありません。 
 
 更に数分歩いて国道157号線から左に入ると根尾西谷川に架かる橋を渡ります。ここからもう数分歩くと階段があるので、その階段を上がります。
 
 階段を上がって右に折れると、おお、見えてきました。あれが国の天然記念物:淡墨桜か。意外とあっけなく着いた感があります。汗ばんでハァハァ息を荒めてますが。 
 
 天然記念物の石碑の横になぜか郵便ポスト?と思ったら、「浄財」と書かれてあって、台風被害からの修復募金箱のようです。間違ってハガキなど入れないようにw 
 
 これが日本三大桜:淡墨桜 樹齢1,500年以上というかなりの老木?で、何本もの支え木によって支えられている姿が特徴です。 もう根元の部分とか相当傷みが来ているようですが、樹医さんらの措置でしっかりと立っています。
 
 公園内には別の品種の桜もあり、こちらは普通の桜よりも濃いピンクの品種ということもあって、非常に対照的でした。 

 公園全体を見たところ。 淡墨桜は公園の西側に立っているため、朝が順光で最も奇麗に見えます。なので5時起きでここまで来たわけです。10時ぐらいまではそこそこの光線で見えると思いますが、午後は正面からだと逆光になるので注意。

 

 さてこれで淡墨桜も見たことだし、樽見鉄道も完乗したので、このあとどうするかですが、次の列車まで2時間空くので、その時間を使って1駅歩くことにします。

 淡墨桜から南に1駅行った場所に、根尾谷の断層があり、教科書などでも見た事があると思いますが、あの風景をついでに見ておこうということで、3kmほど南に歩くことにしました。

 
 9:00 淡墨桜公園の駐車場から一般車が抜け道として使えないよう、この時期は柵で車両通行止めにしてある地元の林道を歩いて南下します。途中までは気持ちよく坂を下っていたのですが、その先に急勾配の上り坂があって、結局汗だくになりましたw 
 
 9:32 約30分ほどで根尾谷断層に到着 駐車場がある広場以外は私有地の畑になっていて、入ることは止めておいた方がいいです。 

 これが根尾谷断層だと言われても、ぱっと見ただけでは分かりにくいですね。肉眼だとしっかり段差が分かります。写真のちょうど中央部分に段差になっているのが分かるでしょうか? 
 
 さらにここから歩いて5分ほどの場所が高台になっていて、断層がある場所を俯瞰で見ることができます。教科書に載っている写真もこの場所のやや右側から撮られていて、その場所にはあの有名な写真がパネルで表示されていました。右側に三角屋根の建物が写っていますが、ここが断層資料館でしたが、まだ開館前でした。
 ここから数分で最寄り駅の水鳥駅に行くのですが、今日はこれから1日かけて樽見鉄道の列車の撮影もしていきたいと思います。

 樽見鉄道と🌸の模様については次の記事で書きますのでお楽しみに。