前記事の続きになります。
1月下旬の日本海側の大雪模様にえちごトキめき、じゃなくて心ときめき(ここで笑わないともう笑う所ありませんよ~)大雪の青森津軽地方に来て、弘南鉄道のラッセル車が動く姿を期待してたのですが、1日目は午前中あれだけの雪にも関わらず、ラッセル車が出動しなかったので、何とか動いてくれないか期待を込めて、予備日である2日目を迎えます。
全国各局のニュースでも大雪の模様を大々的に取り上げているものの、肝心の弘前ではなぜラッセル車が動いていないのか疑問です。雪よフレフレと雨乞いならぬ雪乞いしながら明日の戦略を練ります。大雪の被害に遭われてる人からすると実に不届きな奴かも知れませんね。
.ネットカフェに待機して4時起きするも
昨日の午前中にあれだけの雪でもラッセルが動かなかったので、2日目の天気予報からしても期待薄でしたが、もしかしたら始発電車の動く前に除雪があるかも知れないということで、以前に目撃情報があった朝5時台での撮影を試みるべく、24時間出入りが自由なネットカフェで待機することにしました。
待機場所は(多分)弘前市内唯一のネットカフェで、弘前駅からはバス路線もあるのですが、弘南鉄道の線路とは反対方向の北側になるため、こんな時間帯に撮影地へ行くには勿論歩いて行くしかなく、しかも割と距離があります。 過去の目撃情報から、ラッセル車の通過時刻は5時半過ぎとみて、4時起きして4時半過ぎには出発し、除雪されていない道路だと夜中に15cmぐらい積もっていたので、期待を込めて30分ちょっと歩きます。
明るい時間なら郊外の見通しの良い場所で撮るのですが、真っ暗な5時台なのでライトしか写らないので、少しでも街の灯りがある市街地での場所決めとしました。 
5:30 40分近く歩いて公園の明るい街灯が反射する場所に位置決めして待機します。写真は真っ暗ですが、真ん中に列車が来ると、街灯の光が車体に当たって車体が浮かび上がるのではないかという目算です。40分も歩いて線路脇の雪の山を整地して登ると、そこそこ汗をかくのですが、さすがに氷点下5度以下の寒さが時間が経つにつれて冷えてきます。今回新しく買ったワークマンの裏アルミジャンパーにカイロ4個付けて待ってますが、全く気配すら感じないので、より寒さが堪えます。時よりディーゼルエンジンの音はしますが、道路の除雪車の音です。
結局6時過ぎまで待ちましたが、1番電車が動いてしまい撤収となりました。
撤収後は最寄りの弘前東高前から黒石方面に移動します。昨日は1日乗車券の大黒様きっぷで往復しましたが、今日と明日の2日間は、青森や函館まで足を延ばす事も考慮して、JR・弘南鉄道・バスにも乗れる「津軽フリーパス」を購入、このパスだけは平日でも買えるので重宝しました。大黒様きっぷの下に写っているのは、本来は無料である小さな子どもが切符購入を体験できるために作られた「模擬きっぷ」というもので、大都市圏では廃れた紙のきっぷを買う行為を幼児に体験させてくれる、とても良い鉄道会社です。ちなみに弘南鉄道はICカードもQRコードも勿論非対応、スマホの画面表示のみ対応です。
黒石駅にやって来ましたが、やっぱりラッセル車は動いてませんね。昨日撮った写真より少し雪が積もってるし、線路も雪に埋もれてます。 
途中の平賀駅に来てみました。この除雪モーターカーも昨日見た位置から動いてなさそうだし、ラッセルの代わりにこのハイモによる除雪があったなら、当然始発前の撮影地で目撃できたはずなので、やっぱり動いてなかったのかな?
昨日同様にミニ高架区間の津軽尾上ー尾上高校前に来ましたが、遠方から望遠で撮るだけで撤収しました。
11:15 弘前駅に戻ってきました。結局昨日の朝から特急〔つがる〕は動かなかったようで、車両周りの雪の様子を見ると、除雪が全くされてないようでした。これはもしかして・・・
あーあー、JRは全面運休です。昨日は弘前ー青森間のみ夕方まで動いていたのですが、大釈迦付近の山あいの地形が雪の吹き溜まりを呼び込むんでしょうかね?
ということで、今日は唯一動いている弘南線の電車で往復して時間を潰します。
ただボーっと電車に乗ってるだけでは勿体ないので、昨日の午後に続いて途中駅の降り潰しをします。 なぜか冬季閉鎖中の田んぼアート駅 (←ここ、後で出てきますから線引いときました)が営業していて乗降でき、未下車駅の最後の1駅となった運動公園前駅で下車。これで弘南線は全駅下車となりました。
この運動公園駅の横にはプロ野球公式戦も開催されたことがある弘前はるか夢球場があり、高校野球の決勝戦もここで開かれるので、一度来てみたい所です。
.雪乞い虚しく空振りに終わった3日間
ほぼ雪が降らなかった2日目ですが、青森市方面は凄い雪で観測史上初の市街地で122cmというトンでもない状況で、鉄道はおろか、市営バスも碌に動かずに市民生活にも影響が出ている模様。お見舞い申し上げますと思ったら、青森市当局の杜撰な運営が露呈して、そりゃぁ除雪進まないわなという事でした。
さて予備日である2日目も棒に振って、3日目に期待するのですが、本来の予定なら23日の夜に青森に出て、夜行フェリーで函館に渡って、函館市電の未乗区間を乗り潰してその日のうちに青森に帰ってきて、東京行きの夜行バスに乗る予定でしたが、JRが動いてないので行きようがありません。
結局もう1晩同じネカフェに滞在して、アメダスの降雪状況を見ながら雪が降るのを期待していたのですが、24日は更に雪は降らず、完全に詰みました。JRは依然動いておらず、弘前から出られないので、仕方なく市内観光をすることにします。
11:20 弘前駅前のバスターミナルから青森空港行きのバスは動いているので、一旦青森空港へ出て、そこから青森駅行きのバスに乗れば抜けられるという裏技を発見しましたが、そこまでして青森まで行く必要もないでしょう。このバスの後に市内循環のバスが来るので、それに乗りました。
弘前市役所前でバスを降ります。 
市役所の玄関ドア横に何か貼ってあるので、近寄って見てみたら、ご当地アイドルの「りんご娘」のシールが貼っていました。 
市役所の向かいに弘前城があるので、お城を見に行くことにして、門をくぐります。
門の中に入ると、街の音から遮られてほとんど音が無い空間に身を置くことができ、しんしんと降る雪を録ってたら、ゴーっと飛行機の音が聞こえて萎えました。 
気を取り直してパウダースノーを踏みしめて和風の橋を渡ります。シーズンオフなので、さすがに観光客はほとんどいませんね。外国人客数人とすれ違っただけでした。
進んで行くと、あらあら、工事中でした。そう言えば改修工事中でしたね。もしかして天守は見られないのか・・・
足元が雪に埋まる天守が見えてきました。右側にあったのは石垣の工事の土台で、天守はこちらに引っ越していたのですね。残念ながら冬季閉鎖中で天守の中には入れませんでした。 
13:30 弘前駅に戻ってくると、おぉ、青森方面運転再開ですって。弘南鉄道はもうラッセルは動かないでしょうから、青森方面に動いてみることにします。
2日ぶりに動き出したJR奥羽本線の弘前-青森間の電車ということで、3両編成の電車はほぼ座席が埋まっていました。
14:04 4駅先の浪岡駅の到着。ここで車内放送が入り、大釈迦駅のポイントが作動しないため、列車の運転を見合わせますという事で止まってしまいました。
仕方ないので電車を降りて、駅の前に出てきました。以前浪岡駅に来た時はちょうど駅舎が一部完成した頃で、全部はまだできていなかったように記憶しています。左側はガラス張りの立派な建物ですね。田舎町にしては過剰な設備かも知れません。
そのガラス張りの空間に入ると、中は町民の憩いの場?になっていて、スナックコーナーではかわいいお姉さんが軽食の提供をしていました。しばらくここで待っていると、上り電車が間もなく到着しますと放送が入ったので、駅のホームに戻ることにしました。
14:54 12:33発の弘前行が2時間13分遅れでやって来ました。今日初めて動き出した電車同士が交換します。依然大釈迦駅のポイントが動かないため列車交換ができず、浪岡ー津軽新城間を単線一閉塞区間扱いとして、青森発の上り電車が着くまでの50分間、乗って来た弘前発の下りの電車を待たせていました。
今から青森方面へ行くと戻れなくなる可能性もあるので、もうこの電車で弘前に戻ることにします。4両編成の電車は今日初めて動いた電車ということで満員でした。土曜日で通学生がいなかっただけマシでしょうか。
弘前には15時半ごろに戻ってきました。既に今晩の東京行きの夜行バスの便を取っているので、出発まで7時間ほどありますが、最後に素敵なイベントに巡り合いました。
その模様は続きの記事で書きます。