連日書いています北東北出撃ですが、なんで青春18きっぷも、もうすぐ発売開始になる東日本のんびり旅きっぷ?も発売されていないこの時期にわざわざ高速バスを乗り継いで盛岡まで行ったのかというと、このお祭りがあるからです。
このチャグチャグ馬コというお祭りは、主に農耕馬として働く農家保有馬の無病息災を祈り、飾りを付けて神社に奉納したのが始まりで、奉納後の馬たちのお披露目として練り歩くようになったと聞いています。現在は滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで14キロの道のりを4時間以上かけてパレードする、盛岡に初夏の訪れを告げるお祭りとなっていて、文化庁により『記録作成の措置を講ずべき無形文化財』にも指定されています。 (滝沢市のWEBページより、この画面を同じ物が印刷され現地で配布されます)
私もこのお祭りについては、かなり前から一度行ってみたいと思っていましたが、なかなかこの時期に関西(東海)から盛岡まで出向くタイミングがなかったのですが、ようやく実現しました。30年ほど前の話ですが、市原悦子のドラマでこのチャグチャグ馬コが取り扱われ、岩手県内で祭りとは全然違う時期にロケが行われたのですが、その日の岩手のローカルニュースは朝から晩までこの話題で持ち切りでした。たまたま岩手県内で50系客車の撮影に出向いてた時でした。
ということで30年以上越しの思いで行ったお祭りの様子を見てみましょう。
チャグチャグ馬コのパレードは滝沢市から盛岡市にかけての14kmにも及びますから、どこで見るのかによって、全然雰囲気も変わります。私が注目したのは、やっぱり岩手山をバックに田んぼの田舎道を行くシーンを撮りたいという事で、三脚にカメラ4台(特撮機材はこの場所では使用できないので他のビデオカメラ3台)で挑みます。 
7:20 前記事に書きましたが、一ノ関を朝一番の5時半過ぎの電車に乗って、盛岡駅前バスターミナルに出てきました。
さて滝沢村行きの臨時シャトルバスはどこじゃ? (今は村から市に昇格しています)
一旦道路脇に幟が立っている反対側まで出てみたところ、あれ何かおかしい。もしかしてあっちか?と戻ってきて、ようやく乗り場を見つけました 。
既に7時30分発のバスは座れない状況で、立って40分はキツイので、1本遅らせて40分発のバスに乗ります。
7時40分発のバスで出発。
滝沢市役所向かいのビッグループ滝沢まで40分のバスの旅です。列の先頭に並んでたので、ここに座ります。
盛岡駅前から滝沢市役所前までは一般の路線バスも運行していて、だいたい図の濃い青色のように県道を通って行くのですが、ノンストップのシャトルバスは途中まで国道46号線を経由するルートを通ります。

8:20 定刻通りビッグループ滝沢に到着。法被を着た役場の職員?が前述のチラシを配布しています。
このビッグループ前の歩道にすでにパイプ椅子を置いて座っている人たちもいますが、私は神社の方向へ向かいます。
8:35 しばらく歩くと、神社の方から神輿の行列とすれ違いました。
お馬さんだけでなく、神輿も出るんですねといっても、この1山だけでしたが。
8:42 目的の撮影ポイントに到着しました。
既に25人ほどの人がいて、中には脚立やカラーコーンの間をロープで結んで場所取りしているのも居て、撮り鉄さながらですね。張り紙がしてあったので見てみると、何と関東地方のUHF局の名前が書いてありました。キー局なら岩手県内の系列局に撮らせるのですが、わざわざ関東のローカル局が撮影に来るとか、それほど撮りたかったのでしょう。
チャラチャラと鈴の音を鳴らして馬コがやってきました。
これは今から神社に向かう各農家の馬コたちで、盛岡市や矢巾町など遠方から参加の馬たちは馬運車で運ばれますが、地元滝沢村の馬たちは、こうして家から神社まで直接歩いて出向きます。
チャグチャグわんこ? 犬なので、よく全身をブルブルさせますが、その度にジャラジャラジャラ~と鈴が凄い勢いで鳴って、目立っていました。
9:30 いよいよ鬼越蒼前神社を馬コの行列がスタートする時刻になりました。 すごいカメラの砲列ですw 150人近くがその瞬間を待ちます。
私のカメラは写真中央の白いビデオカメラ+黒のサブカメラで、これと手持ちのカメラとして、先ほどのテレビ局のカメラ辺りまで動いて別位置での撮影とします。
9:40 馬コの行列がやってきました。
今日は68頭立てということで、全部が通過するまで10~15分の時間を要します。
インカーブアングルで、長い編成を撮るのにはピッタリの位置取りですね。
こちらがテレビ各局が場所取りしていた位置からで、晴れるとバックに岩手山が見える絶好のアングルなのですが、今日は生憎の曇天。
テレビ各局とも三脚を最低高にして撮っていたのは、こうして田んぼが水鏡になるからで、この辺も撮り鉄と全く同じ考え方です。
このサイドアングルで少し列を撮って、先ほどのビデオカメラの場所に戻りました。あんまり放置していると、誰かの体が当たってりして、カメラが変な方向へ向いたりするとワヤですからね。結局大丈夫でした。
このビデオカメラでは長~い編成、いや行列を最後まで固定アングルで回し続けましたが、手持ちのカメラでは自由に撮れるので、そのカメラでちょっと撮影を楽しみました。
こちらが手持ちカメラの映像で、乗っているお子さんたちの表情まで撮れますが、ここに上げるのは1枚だけにしておきます。
こうしてみると、以前は馬に乗ったお稚児さん行列のように思っていたこのお祭りですが、実際には中高生や、その日のテレビ取材では農家の娘の女子大生まで乗っていたということですから、いわゆるお稚児さん行列とは趣が少々違います。でも主役は馬と子どもたちです。
こうして30年越し?(この祭りはもっと前から知ってましたが、市原悦子のドラマが撮影された1995年ごろを基準としました)に見ることができたチャグチャグ馬コのお祭りですが、当初の予定ではこれで終わりにして、午後からは岩手県南部へ行く予定だったのですが、ここで終わりにせずに、少し行列を追っかけてみることにしました。
次の記事では、またまた面白い場面なども見られるかも知れません。